Hideo YOKOTA

横田 秀夫

RIKEN Center for Advanced Photonics

バイオイメージプロセッシング

分子をデザインする研究者と光をコントロールする研究者との相互作用がバイオイメージング技術を飛躍的に向上させるとした「レゾナンスバイオ」のアプローチが注目されています。 しかし、現状の画像情報処理技術では、その様な新規的・独創的技術から得られる量的・質的に新しい画像を適切に管理・処理することが困難です。

そこで本計画研究班は、「共鳴誘導で革新するバイオイメージング」のための新しい生物画像情報処理技術の研究・開発を目的としています。新規的なイメージング技術から得られた画像データを統一的に管理することができるクラウド型の画像データベースや、生物系研究者が利用しやすいGUIを完備した画像処理基盤システムの研究開発を実施します。また、革新的データにふさわしい突き抜けた画像処理基礎アルゴリズムの研究開発を実施します。研究成果物は領域内に限らず、アカデミック向けに公開予定です。具体的には以下の4つの項目を実施予定です。

・画像処理基礎アルゴリズム:客観的なパターン解析及び画像処理基礎研究
・画像処理による3 次元再構築:画像化計算の研究
・情報処理基盤システム・データベースの研究・開発・運用
・融合研究の促進:画像処理ソフトウェア作成コンテスト等

本計画研究は、先端画像処理技術と革新的なアルゴリズムに基づき、量的・質的に従来とは大きく異なる画像を一括して管理・処理・解析しようとする試みです。また、他の各計画研究との密な連携により、生物学・光学・化学・情報学との本格的融合研究の先駆けとなり、新学術領域としての重要な意義を持つ事が期待できます。

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